映画『0円キッチン』を観た

2017.07.08 17:59|日々の話
息子が幼稚園に通っていた頃のこと。
森に落ちているゴミを拾ってくることがありました。
どろどろだったりするし
それを入れておく袋なんか無いときでも容赦ないのですが

私はそれを否定できなかった。

「今は袋がないからまた今度拾いにこようね」

なんて嘘はつけず、
拾わないいいわけは考え付かぬものだから
渋々もってかえっていたわけです。

小学校にあがると道端のゴミを拾うようになり
片道一時間ほどの通学路で
45リットルのゴミ袋がいっぱいになったりして
一人自転車で帰宅すると
缶やらペットボトルやらを分別し
なんともモヤモヤしたものでした。

息子はなぜゴミを拾ったかというと、
落ちていたからなのでした。

落ちているから拾う。

当たり前のことをしていたのです。

昨日きれいにしたところにゴミが落ちていても
ただマイ火バサミで拾う。

私の心中は悪質なドライバーへの怒りやら(幹線道路ですから、
道中購入した食事のゴミが全部コンビニ袋に入れられ捨てられているのです。)でいっぱいだったのですが。

息子にはそれがなかった。


なんて純粋なんだろう。。。。


息子に付き合いながら
いつも関心したものでした。


で。表題の件。


行ってきました“リバーサイドシネマ出張上映会”。

平日夜の部、息子も一緒に観たのですが
それはとてもよい経験でした。


廃棄される食品や身近にある無料の食材を使って料理したらどんなだろう。

ゴミ箱をキッチンに改造し、車に繋いでヨーロッパを旅する青年のドキュメンタリーです。


あるところではスーパーのゴミ箱から
あるところではマンションの住民たちの冷蔵庫から
街路樹の木の実に虫まで!!
いろんな“0円”の材料を集めて調理し、人々に振る舞うのです。

そんな彼の笑顔からは、とにかく“おもしろがっている”ことがみてとれ、
“育てた野菜を廃棄される生産者の悲しみ”や“当然のように食材を放りこむ人々への怒り”など微塵も感じられないわけで。

映画を観ながら
小学一年生の息子のことばかり考えていました。


けれど


もしかしてゴミの後処理を息子にさせなかったからかも?と今になって思うようになりました。
処理する大変さを教えておけば、また違うことを考えたか?

映画の青年は
あらゆる食品の廃棄現場に足を運び
廃棄する人たちと向き合いながらも楽しそう。


拾ったゴミの片付けを最後まで一緒にしたら
遊びだけじゃないなにかが残ったかな。


とにかく、小学一年生の息子のゴミ拾いブームは半年も持たず、遊びのまま終わったのでした。



映画の帰り道、息子にゴミ拾いの話をしたら覚えていました。やはり使命感などなかったようで。
映画を観ても“俺もやってみたいなー”てなことを思っただけのようで(笑)

純粋だわ13歳。
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